「免許禁止ではなく、乗って教える」学校の安全教育の先進事例を調査...自工会

モーターサイクル 企業動向

在学中に原付免許などの取得を認めて、学校教育の中で交通教育に取り組もうという検討が、各地で広がっている。

バイクブームを受けて、1980年代に始まった「3ない運動」(免許を取らせない、乗せない、買わせない)は、交通事故を急激に減らす効果はあったものの、行き過ぎた免許規制が、卒業後の新社会人の事故の増加や、企業が求める就職に必要な要件を満たせないなどの弊害が顕著だ。

そのため群馬県のように、免許規制を行っていた地域や学校が、在学中に原付バイクなどの免許の取得を認めて、運転免許取得後の交通社会への参加にとまどわないようにする動きが拡がっている。

日本自動車工業会(西川廣人会長)が、こうした「乗って教える」実践的な交通安全教育の事例を集めていることが、取材でわかった。自工会・交通統括部が中心となって調査を続けている。同部は「来年度春に調査結果をまとめたい」と、その公表時期について話す。

多くの企業は就職時に運転免許を持っていることが当然と考えているが、高校在学中の免許は、多くの学校で禁止されている。そのギャップを埋めるために新社会人となる高校生は、卒業時に駆け込みで自動車学校に通わざるを得ない。環境が大きく変化する中で、生まれて初めて運転することの危険性は、高校の交通安全教育では考えられていないのが普通だ。

自工会は、先進的な交通安全教育の事例をまとめて紹介することで、新社会人が戸惑わない在学中の交通安全教育の重要性を訴えたい考えだ。
《中島みなみ》

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