相鉄グループの電車・バス、創立100周年ラッピング車を運行

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相鉄グループの創立100周年を記念して運行されるラッピング列車のイメージ。11000系の車体を歴代の車両で装飾する。
  • 相鉄グループの創立100周年を記念して運行されるラッピング列車のイメージ。11000系の車体を歴代の車両で装飾する。
  • 創立100周年記念のラッピングバスも運行される。
  • 「そうにゃん」をモチーフにしたつり革も導入される。

相鉄グループは3月8日、グループの創立100周年を記念したラッピング列車とラッピングバスを運行すると発表した。まずラッピングバスの運行が3月から始まり、翌4月からはラッピング列車の運行も始まる。

相鉄グループの発表などによると、相模鉄道(相鉄)は4月上旬から2018年3月下旬まで、100周年記念ラッピング列車「SOTETSU 100th IMA MUKASHI TRAIN(今むかしトレイン)」を本線・いずみ野線で1日10往復程度運行する。車両は11000系電車の10両編成1本を使用。3形蒸気機関車など歴代の相鉄車22種類を車体側面にデザインする。

ラッピングバスは「SOTETSU 100th IMA MUKASHI BUS(今むかしバス)」と題し、3月下旬から2018年3月下旬まで運行される予定。バス6台の車体左側面に「昭和30年代に活躍した車両」をデザインする。

このほか、相鉄キャラクター「そうにゃん」のイメージでデザインした100周年記念の「オリジナルつり革」も製作された。相鉄は3月12日のイベントで披露する「四代目そうにゃんトレイン」に「オリジナルつり革」を設置。4月以降は9000系電車のリニューアル車を除いた全ての車両に順次設置する。「今むかしバス」6台も同様のつり革が設置される。

相鉄グループは、大正時代の1917年12月18日に創立された相鉄ホールディングス(旧・相模鉄道)を中核企業とする神奈川県の大手私鉄グループ。1919年から1931年にかけて茅ヶ崎~橋本間などの鉄道路線を開業した。

現在の相鉄本線は、神中鉄道の路線として1926年から1933年にかけて開業。1943年に旧・相模鉄道が神中鉄道を合併したが、翌1944年には茅ヶ崎~橋本間などの路線が国に買収されて国鉄の相模線になった。現在は旧・神中鉄道の本線や戦後開業したいずみ野線などを運営。相模線は国鉄分割民営化に伴い発足したJR東日本に引き継がれている。

《草町義和》

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