2月28日午後9時35分ごろ、兵庫県三木市内の中国自動車道上り線を軽トラックが逆走。順走してきた大型トラックと正面衝突する事故が起きた。軽トラックを運転していた90歳の男性は収容先の病院で死亡している。
兵庫県警・高速隊によると、現場は三木市吉川町有安付近で片側2車線の直線区間。軽トラックは約3kmに渡って逆走し、順走してきた大型トラックと正面衝突した。
衝突によって軽トラックは中破。運転していた同市内に在住する90歳の男性は近くの病院へ収容されたが、全身強打が原因で約4時間後に死亡した。大型トラックの運転者にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。
軽トラックは当初、順走していたとみられるが本線上で停止。この際に通行していたクルマの運転者から「軽トラックが第1車線で停止している」との通報が寄せられていた。この直後、今度は「軽トラックが逆走している」との通報が寄せられるようになり、警察では同じ車両が本線上でUターンしたものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。