UDトラックスは3月1日、タイ・バンコクで新興国向け新中型トラック『クローナー』を発表した。
クローナーは車両総重量(GVW)別に、「MKE(10.4-11トン)」、「LKE(12-14トン)」、「PKE(15-17トン)」という3つのモデルをベースに、あらゆる業界・地域のビジネスニーズに合わせて自由な組み合わせが可能。各モデルに応じて、6つの基本ホイールベース長(PKEではロングホイールベースも選択可能)、3種類のエンジン出力が選択可能な5リットルエンジンと2種類が選べる8リットルエンジンなど、幅広いバリエーションを用意する。
また、深刻なドライバー不足に直面している南アフリカ市場などに向け、オプションとしてATミッションも用意。ATミッションにより、ベテランから新人までドライバーの疲労を軽減することで、ドライバー確保に貢献するほか、メンテナンスコストと休止時間の大幅な削減も期待できる。
さらに、燃料噴射量とタイミングを最適にコントロールする新GHEエンジンシリーズ、ATミッション、省燃費運転コーチングシステム、CD値を5%削減し空力性能を改善したキャブなどにより、燃費性能も向上させている。
UDトラックスでは、新型クローナーをアジアやアフリカ、中東、南米の成長市場向けに投入していく。