外観に続いて走行装置・車内も…新京成電鉄の8800形がリニューアル

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リニューアルされた8800形の車内。既に変更されている車体塗装との一体化を図った。
  • リニューアルされた8800形の車内。既に変更されている車体塗装との一体化を図った。
  • リニューアルされた8800形の車内。座席は袖仕切りが新たに設けられた。
  • 8800形リニューアル車の優先座席。
  • 新京成の8800形。2014年から車体の塗装が順次変更されている。

新京成電鉄は2月22日、8800形電車1編成をリニューアルしたと発表した。2月24日から営業運用に入る。

8800形は、1986年から1991年にかけて96両が製造された新京成の電車。直流1500Vで電化された路線の新造車両としては、初めてVVVFインバーター制御装置を搭載した。2014年8月からは、車体外観がジェントルピンクをベースにした塗装に順次変更されている。

新京成の発表によると、今回リニューアルしたのは、京成電鉄千葉線への乗入れに対応していない編成。主回路システムをフルSiC適用のVVVFインバーターに変更し、省エネ化を図った。

車内もリニューアルされ、「(既に変更されている車体塗装との)統一感や調和」を図ったという。壁や天井化粧板、つり革、カーテンを交換し、床材も張り替えた。座席は生地を張り替え、袖仕切りも設けた。このほか、車内案内表示器を液晶ディスプレイに交換。照明はLEDタイプに変更した。

《草町義和》

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