京成電鉄は2月16日、3500形電車のうち未更新車が引退するのにあわせ、記念切符「3500形未更新車 引退記念乗車券」を発売すると発表した。
3500形は1972年12月にデビューした京成の通勤電車。1982年までに96両が製造された。京成としては初めて車体にステンレスを使用し、冷房装置も搭載している。1995年には56両で大規模なリニューアルが行われたが、リニューアルが行われなかった未更新の40両は徐々に廃車が進み、最後の4両が2月25・26日に行われる引退記念ツアーをもって引退する予定だ。
発表によると、記念切符は硬券乗車券と専用台紙をセットにしたもの。硬券乗車券は京成上野から大人260円区間、京成金町から大人260円区間、ちはら台から大人480円区間の3枚で、専用台紙はデビュー当時の3500形がデザインされる。
発売額は1セット1000円で、3500セットの限定販売。2月26日から京成上野駅や日暮里駅、京成船橋駅など京成線の主な駅で発売される。