横浜市道路局企画課と相模鉄道(相鉄)は2月16日、横浜市保土ケ谷区内の西久保町から星川3丁目までの区間で実施している本線の連続立体交差事業(連立事業)について、3月5日に下り線を高架線に切り替えると発表した。星川駅の下りホームも高架化される。
この連立事業は2002年、都市計画決定と事業認可を経て着工。事業区間は約1.9kmで、区間内に天王町駅と星川駅があることから「星天」と呼ばれている。このうち約1.8kmの線路を高架化するとともに星川駅のホームも高架化。途中9カ所ある踏切を解消する。
発表によると、高架線に今回切り替えられるのは、天王町駅付近から星川6号踏切付近までの下り線。3月4日の終発から5日の初発までの間に、地上部の下り線を高架橋に切り替える。同時に星川駅の下りホームも高架上に移る。3月4~5日が荒天の場合は3月11~12日に切り替える。
相鉄は下り線の高架化と3月18・21日に実施するダイヤ改正により「踏切遮断時間の減少による交通渋滞の緩和、踏切利用者の利便性向上など大きな効果」が期待できるとしている。横浜市道路局企画課によると、上り線を含む全線の高架化は2018年秋の予定。その後は既存線路の撤去や天王町・星川両駅の改築工事、周辺道路の整備を進めるとしている。