アメリカ空軍は2日から4日の間、トランプ政権の発足によって新たに就任したジェームズ・マティス長官の日本・韓国訪問にあわせ、専用機として『E-4Bナイトウォッチ』を運航した。日本には3日午後から4日午後に掛けて訪れている。
マティス長官は海兵隊出身。約44年間の軍歴を持ち、最終階級は大将。2010年には中央軍司令官にも就任しており、米軍の事情を知り尽くした現場叩き上げのトップともいえる。
トランブ政権は中国に強硬的な姿勢を取っており、中国と対峙する日本と韓国にはマティス長官も真っ先に訪問。政府関係者との会談を行った。
E-4Bナイトウォッチは、ボーイング747-200型をベースにしており、有事の際には国防長官が空からアメリカ全軍の指揮を行なう「国家空中作戦センター」として機能する。空中給油を受けることができ、長時間の滞空も可能となっている。
今回の訪問では、2日午後から3日午前までが韓国に。3日午後から4日午前までが日本というスケジュールで動いており、それぞれ約23時間の滞在となった。往復ともワシントンD.C.近くにあるアンドルーズ空軍基地からダイレクトで飛行したものとみられる。