マティス新国防長官の来日にあわせ、E-4Bナイトウォッチを運航

航空 テクノロジー
横田基地に着陸した「E-4Bナイトウォッチ」、新たに就任したジェームズ・マティス国防長官が搭乗している。
  • 横田基地に着陸した「E-4Bナイトウォッチ」、新たに就任したジェームズ・マティス国防長官が搭乗している。
  • 横田基地RW36に向かって降下するE-4B。
  • E-4Bの日本来訪は「概ね年に1回程度」だが、前任のカーター長官が昨年12月に来日した際にも使われたので約3か月ぶり。
  • 横田基地への着陸は3日の午後1時50分すぎだった。
  • 着陸後、滑走路端から戻ってくるE-4B。
  • 大統領専用機(エアフォースワン)と異なり、着陸後のタキシングも他の航空機と同様に行なう。
  • 再度、滑走路端でターンする。
  • ボーイング747-200の旅客型を改造した機体なので、窓の痕跡もあるがすべて埋められている。

アメリカ空軍は2日から4日の間、トランプ政権の発足によって新たに就任したジェームズ・マティス長官の日本・韓国訪問にあわせ、専用機として『E-4Bナイトウォッチ』を運航した。日本には3日午後から4日午後に掛けて訪れている。

マティス長官は海兵隊出身。約44年間の軍歴を持ち、最終階級は大将。2010年には中央軍司令官にも就任しており、米軍の事情を知り尽くした現場叩き上げのトップともいえる。

トランブ政権は中国に強硬的な姿勢を取っており、中国と対峙する日本と韓国にはマティス長官も真っ先に訪問。政府関係者との会談を行った。

E-4Bナイトウォッチは、ボーイング747-200型をベースにしており、有事の際には国防長官が空からアメリカ全軍の指揮を行なう「国家空中作戦センター」として機能する。空中給油を受けることができ、長時間の滞空も可能となっている。

今回の訪問では、2日午後から3日午前までが韓国に。3日午後から4日午前までが日本というスケジュールで動いており、それぞれ約23時間の滞在となった。往復ともワシントンD.C.近くにあるアンドルーズ空軍基地からダイレクトで飛行したものとみられる。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集