池袋駅でホームドアの整備を進めている西武鉄道は2月3日、他の主な駅にもホームドアを整備すると発表した。2020年度をめどに整備する。
発表によると、池袋駅で進めているホームドアの整備は2017年度末に完了する予定。引き続き、1日あたりの乗降人員が10万人以上、もしくは将来10万人以上になると想定される練馬・西武新宿・高田馬場・所沢・国分寺の5駅について、「2020年度を目途とし、ホームドアの整備を計画」するとしている。
このほか、1日あたり1万人以上が利用している駅では、内方線付き点状ブロックの整備を2017年度中に完了させる。
国土交通省は視覚障害者の転落事故などを踏まえ、「駅ホームにおける安全性向上のための検討会」を2016年8月に設置。同年12月の「中間取りまとめ」では、利用者が10万人以上で、車両のドア位置が統一されているなど一定の条件を満たしている駅は「原則として2020年度までに整備」すべきとした考えを盛り込んでいる。