Googleマップの一歩先へ、駅構内道順を立体表示…東京メトロが新ナビを実証実験

鉄道 テクノロジー
かざして駅案内(東京メトロ)
  • かざして駅案内(東京メトロ)
  • かざして駅案内 表参道版 2.5D地図表現技術
  • かざして駅案内 表参道版 アングルフリー物体検索技術
  • かざして駅案内(東京メトロ)
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改札を出て、黄色い看板の前でジーッ。地下鉄駅構内で、そんな人をよく見かける。これからは、地上出口を探す時間が減るかもしれない。東京メトロは2月1日から3月26日まで、駅構内ナビの実証実験を表参道駅周辺で行う。

期間限定の駅構内ナビ「かざして駅案内 表参道版」は、東京メトロアプリ内の限定コンテンツ「メトロラボ2017」をクリックしてスタート。表参道駅構内で目的地を設定し、黄色い看板の「i」マークを撮影すると道案内が始まる。構内平面図(2D)のほか、立体図で直感的にルートがわかる2.5D地図も表示される。

この2.5D地図についてメトロは「階段を上がった先で、どちらにすすむか、階下から事前に見通せる。現在地から出口までの各階と階段、立体的な経路全体を表示できる」と利点をあげている。

またこのナビアプリには、ユーザーの歩く・かざすの向きに追従して地図を「見たままの方向」に表示してくれる方位推定技術(アングルフリー物体検索技術)を採用。「スマートフォンのコンパス機能が不安定な地下鉄構内でも、撮影者の向きに応じた地図表示を実現した」と同社。

このアングルフリー物体検索技術と2.5D地図表現技術は、NTTグループのAI技術「corevo」(コレボ)のひとつ。corevoは、コンタクトセンターや高齢者支援などで活躍する人間の意図や感情を理解する「Agent-AI」、スポーツの上達やメンタルウェネス向上などを支援し人間らしさの本質にせまる「Heart-Touching-AI」、ヘルスケアや交通制御などの中核にあり、IoTの頭脳としてセンサの知能化を司る「Ambient-AI」、地球規模の全体最適化など巨大システムを超分散リアルタイム処理で支える「Network-AI」の4カテゴリで研究がすすめられている。

《レスポンス編集部》

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