フランスの自動車大手、プジョーは1月11日、2016年の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数(ノックダウン生産分を含む)は、191万9460台。前年比は12.3%増と、3年連続で前年実績を上回った。
2016年の市場別実績は、欧州が乗用車とLCV(軽商用車)合計で、110万2230台を販売。前年比は4.4%増と、信用不安から抜け出して、回復傾向を見せる。
欧州以外の市場では、中国と東南アジアが35万1904台を販売。前年比は14.6%減と、マイナスに転じた。南米は、23.6%増の12万2639台と回復を遂げる。
車種別では、欧州ではSUVの『2008』が、前年比16%増の18万4200台と牽引。『208』シリーズも、前年比8%増の27万4000台で、プジョーの欧州最量販車となった。中国ではSUVの『4008』が人気。10%増と支持を集めた。
最も伸び率が高かったのは、フィリピン。前年比は72%増と大きく伸びた。シンガポールも40%の伸びを示している。