ウィラーエクスプレス、新型シート「ReBorn」リボーンを発表…快適を追求

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新シート「ReBorn(リボーン)」を搭載したウィラーエクスプレスの新規導入車両。三菱ふそう製のスーパーハイデッカー車。
  • 新シート「ReBorn(リボーン)」を搭載したウィラーエクスプレスの新規導入車両。三菱ふそう製のスーパーハイデッカー車。
  • プライベート空間と快適さを追求したシェル型のシートが並ぶ。
  • クッション幅は最大で590mm、フルリクライニング時の角度は156度。全席が3点式シートベルトとなっている。
  • 後方から見た車内の様子。シェル型シートの幅を重視したためか、通路は狭い。トイレ設備も車内には無い。
  • 座面には部位によって硬さが異なるクッションを採用。ゆりかご構造なので長時間乗車でも体が痛くならず、疲れにくい。
  • 枕は可動式、自分の好きな位置で使うことができる。
  • 車外に出すとシェル構造の大きさがわかる。
  • 新シートを説明するウィラーエクスプレスの平山幸司社長。

都市間高速バスを運行するウィラーエクスプレスは19日、新シート「ReBorn(リボーン)」を発表した。快適さを追求したシェル型の独立シートとなっており、今年2月下旬から東京~関西便、3月下旬からは東京~名古屋便のそれぞれ1往復に投入する。

リボーンは同社が約3年を要してシートメーカーの天龍工業と共同開発したもの。「高速バスでの移動は疲れる」というイメージを覆すことを目標に、移動しながらでも上質な睡眠を取れるよう、シートの設計やサービスの開発を行った。

シートはプライベート空間を保持するためにFRP製のシェル(外殻)で囲まれた構造となっており、その中に配置されるシートの幅(クッション最大幅)は590mm。フルリクライニング時の傾斜角度は156度だが、シェル型のために後席に影響を与えることはない。また、シートクッションには部位によって異なる堅さや感触のものを採用しており、フルリクライニング時には座面が沈み込む「ゆりかご構造」となっていて、長時間乗車でも腰の痛みを感じにくい。前席後部に足を伸ばした状態入れられる構造となっており、身長約187cmの男性でも快適に着座できるという。

新規導入する三菱ふそう製のスーパーハイデッカー車(エアロクイーン)に搭載。シート配置は横3席×縦6列で、旅客定員は18人。車内にトイレや洗面台は設置されない。

運行開始日は東京~大阪(関東関西路線)が2月17日で、運賃は通常期が1万800円。東京~名古屋(関東愛知路線)が3月17日からで、同8800円となっている。

《石田真一》

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