デンソーの若林宏之取締役専務役員は1月18日、「オートモーティブワールド2017」の基調講演に登壇し、「つなぐ技術を活用して、より安心安全なクルマ社会を実現していく」との方針を示した。
若林専務は「2025年になると我々、自動車部品メーカーがみるべき領域はクルマの中だけにとどまらず、ネットワークを含めた社会全体をみることが必要になってくると考えている」と語った。
そのうえで「デンソーはクルマの中の技術開発はもちろんのこと、クラウドと呼ばれるネットワーク側にどのようにつないで、どのような価値を提供できるかということに関しても技術開発を行っていく。センシングに加え、つなぐ技術を活用して、より安心安全なクルマ社会を実現していく」と強調した。