「所沢の会社」というイメージを刷新…西武HD、東京・池袋へ本社移転

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新所沢行き西武電車
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  • 池袋駅。新たな本社ビルは写真左のビルの向こう側に建つ

埼玉西武ライオンズの本拠地、西武プリンスドームが所沢にあるように、西武といえば所沢、所沢といえば西武だ。その西武HDが1月16日、本社移転を発表。新しい本社は、あのビックカメラのテーマ、「不思議な不思議な池袋 東が西武で西 東武~」の、池袋だ。

その“御殿”は、西武池袋線と新宿線が螺旋状に交わる所沢駅の東側に構えている。この本社屋はそのままに、2019年春に本社機能を「東京都豊島区南池袋一丁目21番地23他」に移す。ここは、西武鉄道の池袋旧本社ビルがあった跡地だ。

場所は、池袋駅南側、ビックリガードに面した地。この旧本社ビルを建て替え、西武池袋線の軌道上に地上20階建てのビルを建てている。

「西武鉄道池袋線の線路上空と同社所有地の線路西側の用地を活用し、低層部分に商業施設を配した地下2階・地上20階、延床面積約5万平方メートルのオフィスビルを建設。総貸室面積では池袋エリアでトップクラスに」

所沢から池袋へ。本社を移す理由について「事業環境の大きな変化が想定されるなかにおいても、社会・経済の変化を敏感にとらえ、事業を機動的に展開することにより、持続的かつ力強い成長を実現していくため」と西武HD。新宿三丁目から聖蹟桜ヶ丘駅前に移った京王や、押上から八幡駅前に移転した京成とは逆に、西武は都心回帰だ。

具体的には、西武ホールディングス、プリンスホテル、西武プロパティーズが移転し、「一部機能は現在の本社所在地にて継続する予定」。

「当社の本店所在地は東京都豊島区南池袋1-16-15で、移転する場所も同地であるため本店の移転はない予定。また、当社の定款での本店所在地は、東京都豊島区と規定しており、変更ない予定」

(ビックカメラ引用許諾済み)

《レスポンス編集部》

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