神戸電鉄は1月13日、ダイヤ改正を3月下旬に実施すると発表した。粟生線の一部の区間で運行本数を減らす。
粟生線では、10~15時台の西鈴蘭台~志染間の運行間隔を現在の15分から30分に拡大し、運行本数を減らす。これに伴い、昼間時の上下各11本の急行は上りを準急に変更。下りは普通列車に変更する。
新開地~西鈴蘭台間は現在の15分間隔を維持し、志染~粟生間も現在と同じ1時間間隔とする。このほか、平日6時台の上り普通列車1本を急行に変更し、粟生~新開地間の所要時間を今より約7分短くする。
有馬・三田線では、10~15時台の新開地発~三田行き下り普通列車11本を準急に変更。同区間の所要時間を今より約3分短くする。これにより、この時間帯に運行されている新開地発~三田行きの列車21本は全て準急になる。
粟生線は少子高齢化や路線バスへのシフトで利用者が減少し、同線の経営も悪化した。この影響で近年のダイヤ改正では減便が続いている。神戸電鉄は今回のダイヤ改正について、「2014年6月および2016年5月(現行ダイヤ)に実施したダイヤ変更以降のお客様の利用状況や需要の動向」を受けたものとしている。