ドイツの高級車メーカー、BMWグループは1月9日、2016年の世界新車販売の結果を明らかにした。BMW、MINI、ロールスロイスの3ブランドの総販売台数は、6年連続で前年実績を上回り、過去最高の236万7603台。前年比は5.3%増だった。
ブランド別では、BMWが前年比5.2%増の200万3359台と、引き続き好調。MINIは6.4%増の36万0233台と、2年連続で増加。ロールスロイスは6%増の4011台と、2年ぶりの前年実績超え。
グループ全体の2016年市場別実績は、中国が前年比11.3%増の51万6355台と、2桁増に回復。中国を含めたアジア全体では、9%増の74万5784台だった。米国は9.7%減の36万5204台と後退。欧州は初の100万台超えとなる109万1192台で、前年比は9.2%増。3年連続のプラスとなった。
2016年のBMWブランド実績では、『2シリーズ』が19万6183台。前年比は24.8%増と、『アクティブツアラー』効果で大きく伸びる。『7シリーズ』は、新型投入により69.2%増の6万1514台と好調。
SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)は2016年、64万4992台を販売。前年比は22.3%増と、支持された。
BMWグループのイアン・ロバートソン営業&マーケティング担当取締役は、「モデルラインナップの拡大が、最も成功した1年という結果につながった」と語っている。