【年末企画】編集部2016年の○と×---新年が○ばかりになりますように

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日産セレナ 《撮影 長谷川朗》
  • 日産セレナ 《撮影 長谷川朗》
  • ルノー・メガーヌ・ルノースポール 《撮影 雪岡直樹》
  • デイヴィッド・ボウイ(2004年) (c) Getty Iages
  • ホンダNSX発表会 〈撮影 高木啓〉
  • ジャカルタ市内 《撮影 関航介》
  • マツダCX-5発表会 《撮影 雪岡直樹》

2016年も押し詰まって、『レスポンス』編集部員が今年の○と×を語りました。日々のニュースを、それを取り扱う自分も含めて俯瞰して、ちょっと自分語りも混ぜました。みなさんの○と×は何でしょう。

登場順:
副編集長宮崎壮人(も)
編集宮崎紘輔(こ)
編集関航介
編集高木啓
編集長三浦和也

宮崎(も)の○:今年は何と言ってもイエモンの復活! ……も喜びではあるのですが、私事ながら7月に男の子が誕生したことが◎な出来事でした。で、いざ愛する我が子を目の前にしていると、あれ程こだわっていたクルマ選び(MTだ! マフラー2本出しだ! クルマは尻だ! など)も子ども最優先で考えるようになるものなんですね。ちょっとした驚きでした。

これまで「スポーツカーを泣く泣く諦めてミニバンを買うお父さん」は寂しいなぁ、と遠巻きに見ていたのですが、いざ自分のことになってみれば、それって超・前向きな愛情表現なのではないかと思うようになりました。きっと多くのお父さんは照れ隠しで「ウチなんてミニバンだし」なんて言っているんでしょう。ツンデレですね。ママも子どもも笑顔で、楽しくドライブできるなら「MTでガチャガチャやりたい!」なんてミジンコのフンみたいなものです。

また次のクルマ選びが楽しみになりました。

ルノー・メガーヌ・ルノースポール 《撮影 雪岡直樹》
宮崎(も)の×:自動車業界ではネガティブなニュースが目立った一年だったように思います。クルマという製品を取っても、日々魅力的なクルマが発表され楽しみながら試乗させてもらっていますが、生活を激変させるような、世界を揺るがすような話題性には乏しかったかなという印象です。

とはいえ、大きなニュースにならなくても素晴らしいクルマやソリューションは数えきれないほどあります。メディアにとっては小さな話題でも、誰かにとっては生活を激変させる出会いなのかもしれない。一編集者としては、そんな風に誰かひとりの心を確実に動かせるような情報を届けたいと思い、来年も日々精進したいと思います。

……綺麗にまとめたようですが、ミジンコのフン仲間(編集部員)がもう少し居ても良いのにな、と思う暮れです。

宮崎(こ):まことしやかに囁かれる2番打者最強説。2016年のセ・リーグは広島カープの優勝という戦前には予想もつかない展開で幕を閉じたわけですが、20年前にメークドラマを起こした読売ジャイアンツの2番打者は川相昌弘でした。そんな懐かしい話はさておき、先頭打者・宮崎壮人に続いて2番打者・宮崎紘輔の○と×。※まだ20代です。

宮崎(こ)の○:まさか絶対に自分が担当することになると思わなかった『レスポンス』への異動。弊社には色々と編集部があるわけですが、ゲーム→アニメとなんともオタクらしい媒体を渡り歩き、辿り着いたのは縁もゆかりもない自動車媒体でした。部署が違えば風土も違い、まるで転職したような気分で過ごしつつ、色々とクルマのことを勉強する毎日です。サイトの規模も業界の規模もこれまでとは段違いで、思うように進まない毎日ですが、吸収するものが多くて、ワクワクしています。

ちなみに2016年に世に出せたのは、チャットボットとマンガの2つ。年明けも色々と楽しいことを仕込んでいるのと、初の東京モーターショーも待っているので、もう少しワクワクが止まらない日々を過ごせそうです。

デイヴィッド・ボウイ(2004年) (c) Getty Iages
宮崎(こ)の×:世間的にも色々と驚くニュースが多かった一年だと思いますが、個人的には相次ぐアーティストの訃報には言葉がありませんでした。デイヴィッド・ボウイの死がとにかく残念でなりません。『Blackstar』という今年のアルバムの中でも10本の指に入る名作をリリースした2日後に飛び込んできた突然の訃報。さらにはプリンスやイーグルスのグレン・フライも亡くなり悲しい限りです。日本でも冨田勲、森岡賢(SOFT BARRETT)そして川島道行(BOOM BOOM SATELLITES)といった方々の訃報に触れ、胸を痛めました。

その一方でイギーポップは現役バリバリの凄いアルバムを作るわ、ローリング・ストーンズは新譜を出すわ、ボブ・ディランはノーベル文学賞を受賞するわ、まだまだ現役のジジイもたくさんいるのは嬉しいですね。ここまできたら長生きしてほしいものです。

※まだ20代です。「戦場のメリークリスマス」は生まれる前の作品です。

ジャカルタ市内 《撮影 関航介》
関の ○:北京、ジャカルタのモーターショー取材では、新興国の自動車に対する熱気を体感。日本の自動車業界も同じような盛り上がりが戻ってくるのか、2017年の東京モーターショーに期待。個人的には、海外取材で7カ国を訪問。クルマの国ドイツにも初めて行くことができ、アウトバーンで200km/h走行を初体験!

関の ×:燃費偽装問題が大きな話題となり、自動車業界全体に冷たい目が向けられた。あと、夏にローラースケートで転んで左手を骨折し、周囲から冷たい目が向けられた。

ホンダNSX発表会 〈撮影 高木啓〉
高木の○:前から数えたら4番、後ろから数えたら8番バッターの高木です。さて、仕事で印象に残ったのはホンダ『NSX』の発表会。「先代NSXを見てホンダへの入社を決めた」という開発者のスピーチにはちょっと熱くなった。個人的には、4年ぶりに『レスポンス』編集部に復帰したことが○。いや、復帰したことではなく、サイトがいい意味で前と変わっておらず、ますます濃くなっていたことが大きな○。

高木の×:ところが! 昔取った杵柄が編集で使えない。いや、使えるか使えないかで言うと使えるのだけれど、世の中には新しい杵や臼が多いので、相対的に昔のノウハウが効かなくなってきた。新しい杵や臼を使いこなすことができれば『レスポンス』はもっともっと発展するので、ある意味これは○。

マツダCX-5発表会 《撮影 雪岡直樹》
三浦の◯:毎年、取材をさせてもらう自動車開発者の皆様は本当に超人ばかりで違う惑星の人だと思っていたのですが、年末にデビューした某社SUVのチーフデザイナーは、なんと家も目と鼻の先の近所に住んでいた小学校の同級生でした。当時はキザなやつだなぁと思っていたのですが、M社の基幹車種を任されるほどの腕利きデザイナーになったのですから、むしろ僕に人を見抜く目があったということ!?(笑)。さまざまな苦労を乗り越えて、こんなに美しいSUVを生み出した同級生を本当に誇らしく感じます。ぜひ世界的な大ヒットに結びついて欲しいですね。

三浦の×:新たな趣味の開拓に成功しました。ひとつは夫婦で通う日帰り温泉ドライブ。きっかけはゴールデンウィークでした。宿泊すると宿はどこもとても高いので、早起きして、箱根伊豆方面や山梨方面の日帰り温泉を目指しました。渋滞がはじまる前に出発して、まずはざぶんと温泉に入り、昼食食べて昼寝して、もう一回温泉に入って早めの帰路につく、というドライブを発見。週末はほとんど温泉めぐりしています。もうひとつはオペラです。クラシック音楽は前から好きだったのですが、今年は避けていたオペラに踏み込んでみました。歌の官能と下世話なストーリー。こんなにわかりやすいエンターテイメントだとは思っていませんでした。

なぜ×かって? このふたつに共通するのは座りっぱなし。温泉帰りの帰路が夕方になると大渋滞が。4~5時間運転席ということもありました。一方のオペラは短くて3時間弱、ワーグナーの長いオペラは5時間以上座っています。とうとう腰を痛めてしまいました。じつは今日、ストレッチの本を買ってきました。2017年はストレッチで長時間のドライブやオペラ観劇に耐えうる体幹をつくるのが目標です。

《まとめ:高木啓》

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