東京ビッグサイトで14~16日に開催された「セミコン ジャパン2016」で、コーヒーのいい香りがするブースがあった。そこは川崎重工業のブースで、なんとロボットがコーヒーをつくって出していたのだ。設置のタブレットで飲みたいコーヒーのボタンをタッチすると、ロボットが台の上に置いてあるコーヒーカプセルをピックアップ。それをコーヒー機にセット、そしてできあがるとテーブルに置いてくれるのだ。時間にして3分ほど。ブースの回りには多くの来場者が集まり、コーヒーを飲みながらロボットの動きを注目していた。このロボットこそ、川崎重工が今最も売り出したい双腕スカラロボット「デュアロ」なのだ。「人間と共存できるロボットで、人が近づいても安全なようになっています。それを知ってもらうために、今回初めてコーヒーサーブをやってみました。そのほかにも、このロボットはいろいろなことができ、食品関連の展示会では弁当におかずを詰める作業を行いました」と同社関係者は説明し、こう続けた。「最近は食品業界の需要が高くなっています。ロボットなら24時間作業できますからね。特に人手不足の業界から人が集まりにくいので使いたいという声が増えています」価格は約300万円で、一昨年の販売開始以来、評判もよく、販売台数も順調に増えてきているそうだ。近い将来、ファストフード店に行ったら、ロボットが応対する時代が来るかもしれない。
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