戸越銀座駅、木材組む新駅舎でパッと明るく 12月11日記念式典

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木材を積極的に使い改装した戸越銀座駅
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18m3ドア車3両編成の電車が走る東急池上線。五反田駅からふたつ目の戸越銀座駅が、木材を積極的に取り入れて改装。電車の架線に届くぐらいまで木造屋根が大きく張り出し、ホーム全体が木に包まれた雰囲気に変わった(写真24枚)。

1927年に開業した戸越銀座駅は、複線の線路をはさむようにホームを置く2面2線の駅。駅舎は、戸越銀座商店街のメインストリートに向けて上下線別々にある。ホームは五反田駅へ向けて緩やかに上り勾配(5パーミル)で、右へカーブする線路に沿ってある。

今回の改装は、駅舎、ホーム屋根の建替え・延伸、トイレの建替えを実施。駅舎は鉄筋の骨格に木材を組み合わせ炭色に。新たにのれんも追加した。駅名板は“看板”ではなく、デザイン性のある切り抜き文字に。1番ホームに置くトイレも改装し、清潔感がアップした。また、五反田方面(2番)ホームの五反田寄りには、利用者から寄せられたメッセージをまとめたレリーフや、木目調の自動販売機を置いた。

乗り場いっぱいまで延長したホーム屋根は、木材を編むような手法で側面から屋根へ向けて大きく張り出した。明るい木目のおかげか、駅全体がパッと明るくなった雰囲気に。架線柱も炭色の新たなものに変更した。

ホームの前後にすぐ踏切がある戸越銀座駅。商店街側の戸越銀座1号踏切や、五反田方の大崎広小路2号踏切は、朝夕ラッシュ時間帯になると、街の活気と同じく、踏切音が鳴り止まずにぎやか。五反田方面(2番ホーム)の平日朝8時台は、22本の列車が発着している。

また、12月11日14時からは、駅改装オープンを記念した式典も実施。会場には濱野健 品川区長、東急池上線五反田駅(同駅管轄) 柴沼俊彦駅長、東急電鉄鉄道事業本部事業戦略部沿線企画課 平江良成課長、戸越銀座商店街連合会 山村俊雄会長、ゆるキャラ 戸越銀次郎らが出席する予定。式典前後には竣工記念餅つきや、旧ホーム屋根の木材を使用した記念グッズの抽選会、クリスマスリース製作ワークショップなどが行われる。

《レスポンス編集部》

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