鉄道の災害運休区間、前月と変わらず 11月末

鉄道 企業動向
11月末時点の災害運休区間。10月末からの変化はなかった。
  • 11月末時点の災害運休区間。10月末からの変化はなかった。
  • 山田線は12月9日に川内~茂市間が再開。土砂流入による脱線事故(写真)で運休中の上米内~川内間も2017年秋に再開の予定だ。
  • 常磐線の相馬~浜吉田間は線路を内陸側に移して12月10日に再開する予定。写真は移設後の山下駅。
  • 熊本地震の影響を受けた南阿蘇鉄道は中松~高森間のみ再開。立野~中松間は再開のめどが立ってない。

災害による鉄道路線の運休距離は、11月末時点で10月末と同じ587.6kmだった。

12月は山田線の川内~茂市間が再開したほか、常磐線も相馬~浜吉田間が再開する予定だ。相馬~浜吉田間の再開に伴い、常磐線の不通区間は2カ所から1カ所に減る。

また、JR北海道の石勝線・根室本線トマム~新得~芽室間が年内に再開する予定。札幌都市圏と道東圏の都市間輸送が復旧する。

一方、JR北海道は11月、「当社単独では維持することが困難な線区」を発表。運休区間では根室本線東鹿越~新得間と日高本線鵡川~様似間が含まれている。

《草町義和》

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