【オートモーティブワールド2017】世界最大級の自動車技術展…事務局長 早田匡希氏

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オートモーティブワールド事務局長の早田匡希(そうだ・まさき)氏
  • オートモーティブワールド事務局長の早田匡希(そうだ・まさき)氏
  • オートモーティブワールド 2016 会場風景(資料画像)
  • オートモーティブワールド16 専門技術セミナー(資料画像)
  • オートモーティブワールド 2016 開会式(資料画像)
  • オートモーティブワールド 2016 会場風景(資料画像)
  • オートモーティブワールド 2016 会場風景(資料画像)
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  • オートモーティブワールド事務局長の早田匡希(そうだ・まさき)氏
次世代の自動車技術を一堂に集めた展示会「第9回オートモーティブワールド」が2017年1月18日から20日までの3日間にわたり、東京ビッグサイトで開催される。年々規模を拡大し、今や海外メーカー/サプライヤーからも注目される“世界最大級の見本市”にまで成長した。

なぜオートモーティブワールドが国内外の自動車メーカー/サプライヤーを巻き込み、世界最大級の自動車技術展となり得たのか。その秘密、そして今回の展示会の見どころ、聞きどころを主催するリードエグジビションジャパンの早田匡希(そうだ・まさき)事務局長に聞いた。


◆世界最大規模の自動車技術展示会

----:毎回、開催を重ねるごとに規模が大きくなっていますね。

早田事務局長(以下:敬称略):おかげさまで今回も出展者数が大幅に増えまして、前回から120社増の、900社が出展します。オートモーティブワールドは「カーエレクトロニクス」、「コネクティッド・カー」、「クルマの電動化」、「軽量化」、「部品・加工」という5つのテーマで開催していますが、それぞれすべてのテーマで出展社数が増えているという状況です。

来場者につきましても、現在、展示会公式ホームページから来場登録できるようになっていますが、すでに1万件を超えています。例年この時期(11月初旬)に1万件を超えることはありませんでした。自動車メーカーを始め、大手自動車部品メーカーの開発者あるいは設計者、研究者という方々が登録して頂いているようで、来場者数の伸びにも期待ができそうです。

----:告知を開始されたばかりのタイミングで、なぜ既にそれだけの集客を実現できているのでしょうか。

早田:非常に注目度が上がっているということ、そしてリピート来場される方が増えていることが背景にあると思います。来場者アンケートを毎回行っているのですが、年々増えている声は「出展社数が非常に増えている。見るべき展示が多くあることが出張する意義になっている」というものです。それからセミナーも年々中身が充実していますので、海外からの来場者からは「必ず参加する展示会」という評価も頂いています。

----:オートモーティブワールドはこれまで、東京ビッグサイトの西ホールで開催してきましたが、前回すでにスペースが満杯でした。さらに120社増えるとなると会場はどうするのですか。

早田:会場が変わります。前回まで西ホールを全て、しかも吹き抜け部分の、通常展示では使わないところまで活用していましたが、もう納まりきらないほどの出展希望が寄せられていますので、会場を東ホールに移します。

具体的には東4、5、6ホールに加えて、新設されたばかりの東7、8ホールも使って開催することになっています。会場規模としましても前回よりも20%ほど拡大しての開催となります。


◆プロ同士が語り合う場

----:オートモーティブワールドはただの展示イベントではなく「商談、技術相談の場」である、という点を明確に打ち出し、それが最大の特徴になっていると思います。出展社、来場者にもそのねらいは浸透してきているのでしょうか。

早田:ブースの中に椅子とテーブルを置いて商談スペースを設ける出展社は確実に増えています。多くの場合、ブースの通路側では製品の展示やサービスの紹介をされています。そのすぐ後ろに置かれている椅子とテーブルでは、技術者同士の混み入った技術相談や商談、あるいは出展社側からの売り込みなどが行われています。展示会というと華やかなイメージがありますが、オートモーティブワールドはプロ同士の「技術相談・商談のための展示会」という性格がどんどん強まっています。

----:講演やセミナーも回を重ねるごとにさらに充実してきています。

早田: まず基調講演の顔ぶれにご注目頂きたいですね。「基調講演1」では2030年の自動車のあり方と技術戦略を語って頂くセッションで、トヨタ自動車の伊勢清貴専務役員と日産自動車の浅見孝雄専務執行役員、ともに技術開発のトップを務めていらっしゃる御二方にご登壇頂きます。さきほど来場者登録が前回よりも増えているという話をしましたが、やはりこの御二方が登壇するということも背景にあるようです。

もうひとつの基調講演は、デンソーの若林宏之取締役、ボッシュのオートモーティブエレクトロニクス事業部のプレジデントを務めるクラウス・メ―ダ―氏、コンチネンタル・オートモーティブのバート・ヴォ―フラム社長と、世界的なメガサプライヤーの部門トップが肩を並べ、コネクティッド・カー時代のメガサプライヤーの戦略と題してお話し頂きます。

----:イベント全体を通じても、前回に引き続き「コネクティッド・カー」が注目のキーワードになりそうですね。その中でも新たな潮流というのはあるのでしょうか。

早田:シリコンバレーと並んで今、自動車向けの新技術開発が盛んなのがイスラエルです。出展社としても多くのイスラエル企業が出展をしますが、特別講演では、そのイスラエルにフォーカスした講演とパネルディスカッションを行います。

デロイトトーマツコンサルティングの周磊執行役員をナビゲーターに迎え、グーグルに買収されたWAZEのFej Shmuelvitz氏、そしてアイサイト・テクノロジーズ社のGideon Shuel社長、さらにモービルアイからもご登壇頂く予定です。

----:また、新たなカンファレンスも2つ立ち上がっているようですね。

早田:そうですね。そのひとつが「AIカンファレンス」です。人工知能学会の山田誠二会長にご講演頂くほか、シリコンバレーの有力AIベンチャー企業や、中国からは百度のディープラーニングの開発者、またコンピュータビジョンの第一人者SensetimeのCEOの方にもご講演頂きます。

また、新たにもうひとつ立ち上げたのが自動車部品&加工フォーラムです。ここではモノ造りの魂やこだわりにフォーカスし、開発秘話を語って頂きます。新型『スバル インプレッサ』の開発責任者である富士重工業スバル商品企画本部の阿部一博プロジェクトゼネラルマネージャー、モンスターバイク『Ninja H2/H2R』の開発を指揮した川崎重工業モーターサイクル&エンジンカンパニー技術本部の市聡顕彰氏、そしてカルソニックカンセイの村上秀人副社長やジヤトコの井上智昭VPといった方々にここだけでしか聞けないような濃厚なお話を語って頂く予定です。これらのカンファレンスも注目を集めています。


◆最大限にオートモーティブワールドを活用するために

----:会場規模も過去最大、カンファレンスやセミナーも充実と、見どころ、聞きどころ、盛りだくさんの内容ですが、効率よく見て回るコツがあれば教えてください。

早田:まずは3日間、しっかりとご予定を立てて頂くことが大きなポイントになると思います。WEBであらかじめ出展社の情報やセミナーの内容を知ることができますので、詳しい話を聞きたいという出展社をあらかじめピックアップして頂きたいと思います。そして、より確実に商談・技術相談をするため、事前に出展社へアポイントを取ってご来場頂ければ、お互いに効率よくお話を進められて、効率的に会場を見て回ることもできると思います。各出展社へのアポイントも、WEBから申し込めるようになっていますので、ぜひご活用頂きたいですね。

専門技術セミナーも前回はほとんどが12月中旬から12月末にかけて満席になりましたので、お早めにお申し込み頂くことをお勧めします。すべてWEBでの事前申込制になっていますので、是非アクセスして下さい。

----:いよいよ10年目が見えてきました。これから先、オートモーティブワールドはどのような姿を目指していくのでしょうか。

早田:「規模」と「質」だと思います。規模ばかり大きくするのではなく、それに伴って見るべき内容を充実させることを両立させたいと思っています。これまでもそうでしたが、来場者の方々がどのような技術テーマに関心があるのか、どのような技術を発掘したいと思っているのかという声に真摯に耳を傾けて、そうしたテーマの展示やセミナーを随時追加していくことが非常に重要だと思います。

----:最後に来場者される方へメッセージをお願いします。

早田:自動車技術者の皆様が製品開発に生かせるような展示会にしたい、プロ同士の技術相談が多数行われるような展示会にしたいということで一貫してやってきましたが、それがさらに充実しているのが今回のオートモーティブワールドです。是非ひとりでも多くの方にお越し頂いて、思う存分、次の技術を発掘して、活用して頂きたいと思います。

■第9回オートモーティブワールド 詳細はコチラ!
《小松哲也》

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