マツダが10月末、国土交通省に届け出た『RX-8』のリコール(回収・無償修理)。このリコールが米国に拡大した。
今回のリコールは、燃料タンク上面にある樹脂製ポンプリング部の遮熱性が不足しているのが原因。エンジンや排気管からの熱の影響を受けて、ポンプリングが劣化する可能性がある。
そのまま使用を続けると、ポンプリングの劣化が進行。ポンプリングに亀裂が入り燃料が漏れ、最悪の場合、火災に至るおそれがあるというもの。
この不具合によるリコールを、マツダの米国法人、北米マツダが米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)に届け出。米国では2004‐2008年モデルの6万9447台が、リコールの対象になる。
北米マツダは、対象車を保有する顧客に通知。販売店において、ポンプリング一式を新品に交換し、燃料タンクに遮熱パッドを貼り付けるリコール作業を行う。