JFEスチールは、2017年4月1日を目処にグループ会社のJFE条鋼の仙台製造所を分離し、JFEスチールに移管することを決定した。
JFEグループでは2014年4月1日、JFEスチールとJFE条鋼の2社で展開していた棒線事業を統合し、JFE条鋼の販売、技術サービス、研究部門をJFEスチールに移管した。製造に関してはJFEスチールの西日本製鉄所(倉敷地区)とJFE条鋼の仙台製造所との2拠点で製造体制を維持し、仙台製造所は「JFEスチール」ブランドでOEM供給してきた。
需要の伸びが見込まれる海外での販売拡大や、激化する国内外市場における競争力向上を図るため、従来以上に戦略機能や技術サービスの強化が重要になっている。こうした環境のもと、現状の体制を見直し、製造と販売、製造事業所間の連携をより強化していく必要があると判断した。
具体的には、2017年4月1日を目処にJFE条鋼の仙台製造所を分離し、JFEスチールに移管する。これによって製造から販売までのすべての部門を完全一体化し、効率的な体制のもとで国際競争力を強化し、幅広い事業戦略を推進する。