西武鉄道、総合復旧訓練で踏切事故時の対応を披露[写真蔵]

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震度6の地震が関東地方を襲っている最中に、西武拝島線で踏切事故が起きたという想定で訓練開始。
  • 震度6の地震が関東地方を襲っている最中に、西武拝島線で踏切事故が起きたという想定で訓練開始。
  • 列車と衝突したクルマは踏切設備も破壊。乗務員が発炎筒を焚いて周囲に事故発生を知らせる。
  • 「列車と衝突したクルマは大破、運転者は体を挟まれて車内から自力脱出不可」という被害想定。
  • 運転指令に事故の一報が伝達され、会社として事故発生を把握。ここから鉄道会社としての対応が本格的にスタートする。
  • 事故現場に近い玉川上水駅に事故情報が伝達され、駅職員が現場へ向かう準備を開始。
  • 列車からの非常脱出に使うハシゴは駅に常備されており、職員が背負って運ぶ。
  • 現場に到着後、ただちに乗務員から事故状況の報告を受ける。
  • 列車の側面に向かい、乗客を車外に脱出させるための準備を開始。

西武鉄道は踏切事故などを想定した「2016年度 総合復旧訓練」を、今月10日に玉川上水車両基地(東京都東大和市)で実施した。同社の全部署が一丸となって事故時の対応を訓練するものだ。

今回は「関東地方に震度6の大地震が発生していた最中に、拝島線の踏切で列車と軽乗用車が衝突した」との設定で訓練を行った。踏切事故の発生から事故車両の撤去まで、一連の対応までを披露している。

《石田真一》

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