ルネサス、自動運転の中核となる高速ネット規格の適合性を実証

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ルネサス エレクトロニクスは、イーサネット タイム-センシティブ ネットワーキング(TSN)のプラグフェスタで、世界で初めてフレーム割り込み処理に関する規格遵守性と相互接続性を実証した。

イーサネットTSNは現在、IEEE802.1のTSNタスクグループにより規格化が進められており、同グループは、イーサネット上の決定的通信(遅延時間を保証し、データ消失のない、信頼性の高い通信)を、車載・産業通信の両用途で実現することを目指している。

TSN規格は現在、車両内ネットワークなどで等に導入が進んでいるイーサネットAVB規格を拡張したもので、時刻同期、転送制御、割り込み優先制御、入力データ量統制などが特徴。これらによりイーサネットTSN規格は、自動運転の実現に向けた車載用途、インダストリー4.0の実現に向けた産業用途に対応可能な高速ネットワーク技術の実現に寄与する。

ルネサスは、車載・産業向け両方のネットワークに対応したイーサネットTSNのデモを開発し、11月17日からドイツのミュンヘンで開催される「オートモーティブ ネットワークス」と、11月22日からドイツのニュルンベルグで開催される「SPS IPC Drives」に出展する。

車載向けTSNのデモは、ルネサスの想定する将来の車載ネットワークに対応して構成する。デモはCAN通信メッセージをイーサネット上でトンネリングした上で、さまざまなTSNの特徴を切替えながら確認できる。

《レスポンス編集部》

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