【ロサンゼルスモーターショー16】インフィニティの可変圧縮比エンジン、北米初公開へ

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インフィニティのVC-Tエンジン
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日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティは11月14日、米国で11月16日に開幕するロサンゼルスモーターショー16において、世界初の量産型可変圧縮比エンジン、「VC-T」を北米初公開すると発表した。

この新エンジンは2016年9月、フランスで開催されたパリモーターショー16でワールドプレミア。インフィニティはこの技術を次世代内燃機関パワートレインの中核に位置付けており、主力の米国市場のモーターショーにおいても、アピールを強化する。

可変圧縮比技術は、走行状況やドライバーによるインプット情報に合わせて、ピストンの上死点の位置をシームレスに変化させることができる最新のマルチリンクシステムを活用。最適な可変圧縮比に素早く変化する。また、圧縮比は8:1(高性能)から14:1(高効率)の間で、自在に変えることができる。

VC-T(Tはターボの略)を導入した2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力272ps、最大トルク39.8kgmを発。インフィニティによると、6気筒ガソリンエンジン並みのパフォーマンスと、それ以上の効率性を実現しているという。

また、4気筒のVC-Tエンジンは、ディーゼルエンジンなどの従来型内燃機関エンジンよりも騒音や振動が少なく、高出力のV6エンジンに比べ、軽量かつコンパクトという特徴も備えている。

《森脇稔》

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