三菱重工、三菱自動車の持分損失で経常赤字に転落 2016年4-9月期決算

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三菱重工業は、2016年4~9月期の連結決算は、営業利益が前年同期比66.9%減の384億万円と大幅減益となった。民間航空機の為替影響や商船コストの悪化、MRJ開発費の増加、宇宙事業の悪化などが影響した。

売上高はほぼ全事業が減収となり、同7.0%減の1兆7505億円と減収となった。

交通・輸送事業は、民間航空機の為替影響と減産が影響した。防衛・宇宙事業は飛昇体や宇宙げ減収となった。機械・設備システム事業はフォークリフトがユニキャリア統合により増収となったものの、製鉄機械などが中国を中心に需要が低迷して減収となった。

経常損益は為替差損で118億円、三菱自動車の持分法投資損失で188億円を計上したことなどから、18億5300万円の赤字となった。前年同期は1118億円の黒字だった。

四半期損益は客船事業関連損失で164億円を計上、189億円の赤字だった。

通期業績見通しは修正した。売上高は為替影響や売上げ計上の遅れで、前回予想より2000億円マイナスの4兆8000億円となる見込み。

営業利益は前提為替レートの変更や、交通・輸送の損益悪化を織り込んで、前回予想より600億円マイナスの2400億円、経常利益が1000億円マイナスの1800億円に下方修正した。四半期利益は1000億円で前回予想を据え置いた。

《レスポンス編集部》

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