3両を基本編成とし、2本を連結・解結して伊勢崎線、日光線、鬼怒川線、野田線の各方面と都心を結ぶ東武新型特急車両 500系「リバティ」。10月末の発表会見で、東武関係者に「野田線全線直通」「車内ICカードシステム」などの可能性を聞いた。
---:100系スペーシア、200系、300系、1800系、6050系などが活躍している東武。この500系投入でどの従来車を先行して退役させるか。
「現在、ダイヤを検討中。廃車などが決定している車両はない」
---:2017年夏に登場するSL列車(C11 207蒸機+12系・14系客車+DE10 1099デ機)と接続するダイヤを設定するか。
「どのようなダイヤを設定するかは、現在検討中」
---:今回の新特急には、浅草と野田線の大宮・運河を結ぶ「特急アーバンパークライナー」が設定された。今後、船橋と大宮の間、野田線全線を直通する特急運用の可能性はあるか。たとえば千葉エリアの人たちが東北・上越新幹線を利用する場合、JR武蔵野線で大宮へ向かう。千葉と大宮の間は、武蔵野線経由という人も少なくない。
「現時点で設定の予定はない」
---:この野田線運用に関連して、500系はシステムや保安設備上、運河以南、館林以北、宇都宮線には乗り入れできるか。
「運転は可能だが、現時点で運転の予定はない」
---:東武では 春日部駅などで特急に乗車する場合「船車券」なども含めて、紙製のきっぷが使われている。たとえば春日部駅では、一部のドアだけを開放して、そのドア前で駅員が改札して車内へと案内している。JR東日本のグリーン車のように座席上にICカードをピッとやって座席確保できるシステムなどは、この500系には積んでるか。
「そのような設備はない」