入間基地航空祭、今年は天気予報の影響で出足が鈍る?

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公式発表では「13万人」と、ここ数年では最も少ない来場者となったが、実感としては「例年と変わらない」といった印象だった。
  • 公式発表では「13万人」と、ここ数年では最も少ない来場者となったが、実感としては「例年と変わらない」といった印象だった。
  • 午前中は入間基地に所在する部隊が展示飛行を行う。輸送隊のCH-47チヌークが模擬消火を実演。
  • 横向きに飛ぶCH-47チヌークの後部から乗員(貨物担当のロードマスター)が手を振って挨拶。
  • 入間基地のレアキャラ「赤白T-4」も展示飛行に参加。
  • 入間基地航空祭といったらC-1輸送機の展示飛行だ。
  • 大型の機体が密集隊形で飛ぶのは迫力がある。
  • 目の錯覚も利用しているが、非常に接近して見えるように飛ぶC-1。
  • 午後からはブルーインパルスが登場。エプロン地区は来場者で埋め尽くされる。

航空自衛隊・入間基地(埼玉県狭山市)は3日、秋の恒例行事となっている「入間基地航空祭」を開催した。東京近郊でブルーインパルスが見られるイベントということもあって、例年は20万人以上が訪れるものの、今年は前日まで雨予報だったことなどから観客の出足が若干鈍り、ここ数年では最も少ない13万人の来場者となった。[写真17枚]

入間基地の航空祭は毎年11月3日に開催されている。日本で開催される航空祭のうち、実施日が固定されているのは入間だけだ。同基地に所属する輸送機「C-1」などの部隊や、ブルーインパルスが演技飛行を披露する。

2013年の32万人をピークに、ここ数年は来場者が20万人を突破することが多かったが、今年は公式発表ベースで13万人となった。関東地方では11月3日が「晴れの特異日」であり、ゆえに入間基地の航空祭は開催日が固定されているのだが、今年は前日まで天気予報が「雨」となっていたほか、沿岸部では実際に早朝まで雨の残った地域もあって、朝一番での出足が鈍ったことが影響したものとみられる。公式発表の数字は小さくなったが、実感としては「例年通り」といった印象だった。

来場者が20万人を超えた頃から問題になっていたのは「終了時間帯の周辺混雑」だが、最寄りの稲荷山公園駅(西武池袋線)だけではなく、滑走路を挟んで反対側にある狭山市駅と入曽駅(西武新宿線)の利用を促進するため、基地内を走る無料シャトルバスを今年も運行。これには西武バスと国際興業バスの車両が投入されている。

《石田真一》

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