日産自動車は11月2日、エンジンを発電のみに使う「シリーズ式」のハイブリッド車(HV)『ノートe-POWER』を同日発売すると発表した。シリーズ式のHV乗用車投入は国内では初めてとなる。
今回、ガソリン車も含め改良しており、国内販売部門を担当する星野朝子専務役員は「シリーズで最低月間1万台、うちe-POWERは6割くらいを想定している」と、販売目標を明らかにした。国内の登録車では最量販モデルとなる。
10月末までの1週間での予約受注は、4300台という。このうちe-POWERの比率は約7割となっている。日産の今年度の国内販売は下期入りの10月も前年同月を下回るなど、苦戦が続いている。星野専務は「セレナとノートが揃ったので、11月は昨年実績に上積みしていきたい」と、反転攻勢を強調した。