東京モノレール、所要時間を1分短縮 12月17日ダイヤ改正

鉄道 企業動向
東京モノレールは12月にダイヤ改正を実施。所要時間の短縮を図る。
  • 東京モノレールは12月にダイヤ改正を実施。所要時間の短縮を図る。
  • 新型の10000形もダイヤ改正を機に1編成増やす。

モノレール浜松町(東京都港区)~羽田空港第2ビル(大田区)間17.8kmのモノレール線を運営する東京モノレールは11月1日、ダイヤ改正を12月17日に実施すると発表した。全体の所要時間を短縮するほか、一部の時間帯で快速列車を増やす。

発表によると、上りの空港快速は、羽田空港第2ビル・第1ビル・国際線ビル~モノレール浜松町間で1分短縮され、羽田空港国際線ビル~モノレール浜松町間の所要時間は13分になる。下りの空港快速は朝夕の一部時間帯を除き、モノレール浜松町~羽田空港第1ビル・第2ビル間で1分短縮。モノレール浜松町~羽田空港第1ビル間の所要時間は16分になる。このほか、区間快速と普通列車も一部を除き、所要時間を1分短縮する。

平日9時台は、上りの空港快速と区間快速を増発。現在は空港快速と区間快速が羽田空港第2ビル9時30分発から各3本運行されているが、1本増やして9時14分発から各4本運行する。土曜・休日20時台の下り空港快速・区間快速も現在の各2本から各3本に増やし、モノレール浜松町20時49分発まで運行する。

22・23時台は、下り列車の運転パターンを変更。現在の発車順序は、昭和島行き普通列車・羽田空港行き区間快速(昭和島通過)・羽田空港行き普通列車だが、これを昭和島行き普通列車・羽田空港行き普通列車・羽田空港行き区間快速(昭和島通過)に変える。昭和島行き普通列車で昭和島駅に到着後、羽田空港方面に向かう場合は区間快速1本の通過を待って羽田空港行き普通列車に乗り換えなければならないが、運転パターンの変更で通過待ちがなくなり、待ち時間の短縮が図られる。

深夜帯は、昭和島行き下り最終普通列車の運転区間を拡大し、羽田空港第2ビル行きに変更する。運行時刻はモノレール浜松町23時53分~昭和島0時05分~羽田空港第2ビル0時17分。また、モノレール浜松町駅を0時01分に発車する下り最終列車の種別を空港快速から区間快速に変更し、現在は通過している天王洲アイル・大井競馬場・流通センター各駅に停車させる。これにより途中駅から羽田空港方面に向かう利用者の利便性向上を図る。

このほか、新型車両の10000形電車を1編成増やして5編成に。2000形電車のリニューアル車も現在の3編成から4編成に増やす。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集