三菱重工業は、三菱自動車の子会社のJリーグクラブ浦和レッドダイヤモンズ(浦和レッズ)への出資比率を引き上げると発表した。
三菱自動車は、日産自動車と資本提携したが、日産は横浜Fマリノスの親会社となっているため、Jリーグクラブライセンス交付規則に抵触する。このため、三菱自が保有する浦和レッズ株式の一部を取得し、三菱自と共同して経営に関わることにした。
具体的には、三菱重工が60.8%、三菱自が39.2%出資して新会社「ダイヤモンドF.C.パートナーズ」を設立するとともに、三菱自が保有する浦和レッズ株式の全株50.6%を新会社に移管する。これによって浦和レッズへの三菱自の出資比率は19.8%に下がる。
浦和レッズは、旧三菱重工サッカー部を母体として発足し、Jリーグ設立以来、活動してきた。こうした歴史的経緯を踏まえ、浦和レッズの発展に向け、三菱重工としてできる限りの支援・協力する。
三菱重工では、今後、浦和レッズが日本・アジアひいては世界の強豪クラブとして成長・発展していくことを支援することで、三菱グループの認知度やブランド力の向上にも寄与すると強く期待しているとしている。