日産 エクストレイル 次期型、英国工場でも生産へ

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日産の英国サンダーランド工場
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日産自動車は10月27日、前日に開催した経営会議において、英国サンダーランド工場で現在生産している『キャシュカイ』の次期型に加えて、次期『エクストレイル』も同工場で生産することを決定した、と発表した。

日産の英国サンダーランド工場は、1986年に操業開始。以来、累計およそ900万台を生産してきた。英国で生産されている車の3台のうち1台は、サンダーランド工場製。同工場は、英国最大の自動車工場になっている。

さらに、サンダーランド工場で生産する車両の8割は、130以上の国と地域に輸出。同工場では、200万台以上のキャシュカイを10年以内に生産した。7000名の従業員に加え、同工場はサプライチェーンにおいて、2万8000人の雇用を支えている。日産のサンダーランド工場に対する累計投資額は、37億ポンド以上。

日産の今回の決定は、サンダーランド工場の競争力維持を公約する英国政府の表明を受けての対応。日産はサンダーランド工場への投資を増やし、同工場で働く7000名以上の雇用を確保、維持していく。

日産自動車のカルロス・ゴーン社長兼CEOは、「日産が引き続き、サンダーランド工場に投資できることは喜び。英国政府から支援と公約を得られたことが、サンダーランド工場での次期キャシュカイと次期エクストレイルの生産決定につながった」と述べている。

《森脇稔》

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