ボルボを知る人の間では「ボルボを買うなら最終型」というのが定説となっているようだが、2008年に登場したボルボ初のクロスオーバーSUV『XC60』が、最終型「クラシック」を発売。熟成を極め商品力を増した。「クラシック」の名は最終型に与えられる、歴代ボルボ車の称号だ。
XC60 クラシックは、新たなラインアップとして「D4」「T5 AWD」に設定。上質な装備を充実させているのが最大の特徴だ。従来オプションとして設定されていた本革シートなど約80万円の装備を盛り込みながら、30万円程度の価格アップに抑えられており、お得な仕様となっている。
具体的には「本革シート」のほか「チルトアップ機構付電動パノラマ・ガラス・サンルーフ」「12セグ地上デジタルTV」「フロント・シートヒーター」「モダン・ウッドパネル」を標準装備。さらにD4には18インチアルミホイール「Tucan」を、T5には19インチアルミホイール「Lesath」を装備した。
またT5については、性能面もアップデートされている。従来2.5リットル5気筒ターボエンジンを搭載していたT5だが、ボルボ最新の「Drive-E」パワートレーンである2リットル4気筒ターボエンジンに置き換えられており、パワー、環境性能ともに向上。最高出力245ps、最大トルク350Nm、JC08モード燃費は12.3km/リットル(従来比11%向上)となった。トランスミッションには最新の8速ATを採用、環境性能の改善によって、自動車取得税40%軽減、自動車重量税25%軽減、自動車税50%軽減のエコカー減税対象車となっている。
価格はXC60 D4クラシックが599万円、XC60 T5 AWDクラシックが629万円。