「さんふらわあ」新造船2隻が就航---半分が個室 2017年5月と8月

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さんふらわあ新造船のイメージ
  • さんふらわあ新造船のイメージ
  • スイート(イメージ)
  • プロムナード(イメージ)
  • プロムナード(イメージ)
  • 専用バルコニー(イメージ)
  • プロムナード(イメージ)

商船三井フェリーは、大洗=苫小牧航路を運航する「さんふらわあ ふらの」「さんふらわあ さっぽろ」の代替船として2017年5月と2017年8月に新造船が就航すると発表した。

新造船は、旅客定員が590人。積載能力が大型トラック約160台、乗用車約100台。総トン数は約1万4000トン。ジャパン・マリンユナイテッドの磯子工場で製造している。

新造船は、個室率を現行船比20%増となる91室へ引き上げる。全体の半分が個室となる。最上階に配置される「スイート」と「プレミアム」には「バルコニー」を配置、快適なプライベート空間を提供する。「スーペリア」にはシャワーとトイレを完備し、客室設備を拡充。「コンフォート」は、プライバシーを確保したテレビ付きカプセル寝台とする。ペット同伴対応の個室部屋、ドッグランを新設する。

また、二層吹き抜け構造により開放的なプロムナード空間を提供する。プロムナードやレストランにラウンジスペースを配置し、パブリックスペースを大幅に拡張する。船内バリアフリー対応を拡充するとともに、安全で安心な施設配置とエレベーター設備を拡充する。

節水型機器を採用し、環境に優しく清潔感のあるレストルームを設置する。推進システムに二重反転プロペラを採用することで、高速化と高い環境性能の両立を図る。

大洗港出発時間を19時45分とし、現行より1時間15分遅らせ、苫小牧入港は現行と同じ翌日の13時30分とする。物流事業者向けに関東圏での集荷範囲を拡大、利便性向上を図る。冷凍冷蔵貨物など、電源を必要とする車への電源設備を現行の1.6倍に増設する。

《レスポンス編集部》

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