埼玉県内のショップや愛好家有志などが中心となって始まった、地域に根差したイタリア車、フランス車を中心とした「さいたまイタフラミーティング」は、自動車愛好者たちが気軽に集うイベントとして、回を追うごとに盛会になる。
今年は10月23日、埼玉スタジアム2002の駐車場で開催された。今回も多数の輸入車を中心とした参加車両が、開門時間に合わせて会場に集合していた。
天候にも恵まれ、仲間との再会にクルマのそばで会話に花を咲かせる人、同じ車種、メーカーごとに集う人、久しく工場に入庫していた友のクルマの復帰をねぎらう人、新たに納車されたクルマを見せ合い、納車を祝う人。
過ごし方にルールはなく、制限も少ないのがこのミーティングの人気の秘密かもしれないが、思い思いの時間を秋晴れの下で過ごす光景が会場のあちこちで見られた。ゆったりとしたスペースに色とりどりのクルマが集いアットホームな雰囲気に、子供の手を引く家族連れの姿も多い。
フリーマーケットのエリアや、物販コーナーなどもバラエティ豊富。愛車のケアで課題を相談できるショップのブースもあれば、思いがけない掘り出し物を見つけた人も少なくなかったようだ。メイン会場の駐車場は早くに満車になり、第2駐車場に回された来場者もいた。
次週は、秋の風物詩ともいえるフランス車の祭典「フレンチ・ブルー・ミーティング」が長野県の車山高原で開催される。「来週は車山ですか?」「フレンチ・ブルー・ミーティングでお会いしましょう」といった会話が会場のあちこちで聞かれた。自動車愛好家にとって秋はイベント盛りだくさん。「イベントが続いていそがしくて」と参加者の一人は笑顔で話してくれた。