航空自衛隊、各国の航空参謀に国産機展示…空幕長トップセールスも

航空 行政
航空自衛隊が10か国の航空参謀を招待し、国産機のアピールを行った。
  • 航空自衛隊が10か国の航空参謀を招待し、国産機のアピールを行った。
  • 先頭を歩く杉山良行・航空幕僚長。今回は自らXC-2等のセールスを行った。
  • 招待された各国の航空参謀は最初にXC-2への同乗飛行を行った。
  • VIPを乗せて滑走路へ向かうXC-2。
  • XC-2は同乗飛行用と地上展示用の2機を用意。
  • 格納庫には各国の旗も飾られていた。
  • 格納庫内で展示されていたT-7。国産の練習機。航空自衛隊のバイロットが最初に乗る機体。
  • 中等練習機のT-4。ブルーインパルス用としても使われている。

航空自衛隊は13日、海外の空軍参謀を招いて国産機などの紹介を行う「空軍参謀招へい行事」を入間基地で開催した。東京ビッグサイトで行われている「国際航空宇宙展」に合わせて実施されたもので、空自や防衛施設庁が10か国の関係者を招待している。

今回の行事に招待されたのは10か国。航空自衛隊がアメリカ、フィリピン、カンボジア、インドネシア、モンゴル、ミャンマー、シンガポールを。防衛装備庁がタイ、フィリピン、ベトナム、サウジアラビアの関係者を招待している。いずれも将軍クラスで、司令官や副司令官が中心となった。

入間基地で行われた行事の目玉となったのは「『XC-2』輸送機への体験搭乗」で、XC-2が所属している岐阜基地からは体験搭乗用と、地上展示用の2機をこの行事のためだけに飛来させた。日本製の防衛装備品も他国へ販売や輸出ができるようになり、XC-2に関しては航空自衛隊のトップでもある杉山良行・航空幕僚長が自らセールスを行ったかたちとなる。

このほか、格納庫内には国産の「F-2」戦闘機、「T-4」練習機、「T-7」練習機を展示。行事の終盤では航空自衛隊の所属機の大半を飛行展示するなど、「航空祭に匹敵する規模」となり、内部は厳戒態勢だったが、基地の周辺には多くの航空ファンたちも集った。

《石田真一》

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