マツダの国内営業を担当する福原和幸常務執行役員は10月14日、横浜市の同社研究施設で記者会見し、改良モデルの拡充を機に「11月から販売台数を前年超えとし、反転させていきたい」と述べた。
マツダは同日、『デミオ』と『CX-3』の大幅改良モデルを発表した。車両運動制御技術の「G-ベクタリングコントロール」の標準搭載や安全技術装備の充実などを図った。
発売はデミオが11月17日、CX-3が11月24日で、いずれも14日から予約を始めた。
これにより、7月に発売した『アクセラ』から始めた大幅改良モデルは、『アテンザ』を含めて4モデルとなった。
福原常務は「当社の一括企画による開発手法により、わずか3か月で4車種に最新技術を投入できた」とし、11月からの反転攻勢によって「次の成長フェーズに入っていきたい」と強調した。
これら4モデルは、今年度上期の国内販売の76%を占める主力商品群。マツダの国内販売は、新モデル効果が一巡した15年10月から前年同月割れが続いている。