東京駅で10月8~10日に開催される「東京鉄道祭」では、「E5系ミニ新幹線はやぶさ乗車」や東京駅社員食堂一般開放のほか、プラレールやプラレールアドバンスの巨大ジオラマや、ちょっと変わったNゲージジオラマにも注目が集まっていた。
東京駅「動輪の広場」エリアでは、自動起床装置体験コーナーや、プラレール・プラレールアドバンスのジオラマ展示、鉄道好き向け物販コーナーなどが設置され、初日は終日混雑した。
プラレールのジオラマは、「動輪の広場」のシンボルであるC62形蒸気機関車の動輪の間をレールが突き抜け、縦横斜めにカラフルなプラレールが走る。
そのとなり、プラレールアドバンスのジオラマは、山手線全29駅が約10メートルにわたり再現されていた。細かでユニークな風景の間を、本物と同じ57編成の山手線電車が駆け抜け、「新型E235系がどこかを走ってまーす。見つかりましたかーっ」とスタッフが呼びかけていた。
ユニークなのは、山手線全29駅のそれぞれに“あるある風景”が再現されている点。田端駅ちかくには東北・上越新幹線のプラレールアドバンス車両をぎっしり集結させ、「東京新幹線車両センター」を表現。同様に、日暮里駅は京成スカイライナー、品川駅には京急電車、新宿駅には「バスタ新宿」、池袋駅には池袋運輸区に止まる埼京線電車といった具合。
また、Nゲージレイアウト運転体験コーナーの製作者名には、普段あまり見かけない部門の名前が記されていた。パネルの「ジオラマ運転体験」というタイトルの下に、小さく「東京配電技術センター」の文字。ジオラマを見守るスタッフは、車掌や駅員とは違った作業着で、「東京支社のなかの部門のひとつ。きょうは小さな子どもたちなどの対応もあって、いつもの現場の仕事と違ってなかなか……」と笑っていた。