JR九州は、株式上場に向けた株式売り出しに関する仮条件を1株当たり2400~2600円に決定したと発表した。
仮条件の決定に当たって機関投資家にヒアリングした結果、高いブランド力と鉄道ネットワークを基盤とする駅ビル・不動産事業の収益性が高く今後も成長ができることを考慮。また、良好なキャッシュフローなどによって安定的な配当方針を掲げていること、運輸サービス事業の採算性・収益性の改善が見込まれることなどを評価した。
これらの評価に加え、業績や類似性のある上場会社との比較、現在のマーケット環境、上場日までの価格変動リスクを総合的に検討した結果、仮条件は2400~2600円の範囲が妥当と判断した。
JR九州の株式を保有する鉄道建設・運輸施設整備支援機構が最高1億6000万株を売り出す予定。売り出し価格は10月17日に決定する。