島原鉄道、日本初の蒸気機関車イラストで装飾 9月25日から

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ラッピング車両のイメージ。1号機関車のイラストが車体に描かれる。
  • ラッピング車両のイメージ。1号機関車のイラストが車体に描かれる。

諫早(長崎県諫早市)~島原外港(島原市)間43.2kmの鉄道路線を運営する島原鉄道は9月23日、「1号機関車」のイラストで装飾したラッピング車両を運行すると発表した。

1号機関車は1872年、日本初の本格的な鉄道である新橋(後の汐留)~横浜(現在の桜木町)間の官設鉄道が開業した際に導入された、英国製の蒸気機関車。島原鉄道が1911年の開業にあわせて譲り受けたが、1930年には国鉄に返還。1936年から東京の交通博物館で展示されるようになった。2007年10月以降は鉄道博物館(さいたま市大宮区)で展示されている。

発表によると、長崎新幹線・鉄道利用促進協議会の補助を受け、島原鉄道が保有している気動車の車体に1号機関車のイラストを描いた。9月25日に島原外港6時56分発の諫早行きから営業運用に入る。

島原鉄道は1号機関車のラッピングについて「九州新幹線西九州ルートの開業に向けて、地域と一体となって将来的には1号機関車をモチーフにした観光列車導入の実現を目指しており、そのための取り組みの一環」としている。

《草町義和》

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