GSユアサは、多摩都市モノレールの日野変電所に、2000kW出力の回生電力貯蔵装置「E3 ソリューション システム」を納入した。
運用開始に先立って実施した非常走行試験では、停電により駅間で停止した車両を、リチウムイオン電池の電力だけで安全に退避することを確認した。
今回納入した「E3 ソリューション システム」は、平常時、回生電力を有効活用するため「回生吸収用リチウムイオン電池LIM25H-8(高入出力タイプ)」と、停電時に駅間に停止した車両を安全に退避させるための「非常走行用リチウムイオン電池LIM50EN-12(大容量タイプ)」の2種類のリチウムイオン電池を搭載している。
「非常走行用リチウムイオン電池」からの放電が終了した後、「回生吸収用リチウムイオン電池」に切り替えることで、車両の非常走行を継続することができる、国内初の機能を備える。