日産自動車は9月15日、『スカイライン』のウォーターポンプに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、日産『スカイライン』1車種で、2014年5月26日~2015年3月4日に製造された1480台。
エンジンの冷却装置において、ウォーターポンプ内にある冷却水の流路切り替えバルブを作動させるレバーの強度が不足しているため、当該レバーが破損することがある。そのため、レバーに連結しているピストンがバルブから抜け出して冷却水が漏れ、そのまま使用を続けるとオーバーヒートになるおそれがある。
改善措置として、全車両、当該ウォーターポンプの遮熱板締結ボルトを対策品と交換し、ピストンが抜け出さない構造にする。また、遮熱板締結ボルトを対策品に交換後、レバーが破損した場合は、ウォーターポンプを無償交換する。
不具合は9件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。