三井化学、リチウムイオン電池電解液を中国で製造開始

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三井化学、リチウムイオン電池電解液を中国で製造開始
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三井化学は、台湾プラスチックス(FPC、本社:台湾台北)とリチウムイオン電池向け電解液を製造する合弁会社の台塑三井精密化学(FMAC)が中国の工場で営業運転を開始したと発表した。

リチウムイオン電池はノートブックパソコン、スマートフォン、タブレット端末の普及に伴い、市場が拡大してきたが、今後は環境への負荷が小さいハイブリッド車や電気自動車の普及が見込まれており、中国を中心に市場拡大が見込まれている。

このため、FMACは中国のFPC寧波コンビナート内に工場を新設し、リチウムイオン電池向け電解液を製造する。生産能力は年間1500トンで、需要に応じて順次、増強する。

三井化学は、中期経営計画において、モビリティ分野が成長を牽引するターゲット領域の一つとして位置づけており、リチウムイオン電池向け電解液はモビリティ分野の中で積極的に開発を進めている事業の一つ。FMACでの営業運転開始を機に、モビリティを中心とした電解液事業の拡大を図る。

《レスポンス編集部》

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