イタリアの高級スポーツカーメーカー、フェラーリは8月31日、生産を終了した『ラ・フェラーリ』を1台のみ、追加生産すると発表した。
今回の発表は、フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長兼CEOの意向で決定したもの。8月24日にイタリア中部で起きた大地震の被災者を支援する目的で、チャリティオークションに出品される。
ラ・フェラーリは世界限定499台が生産され、すべて完売。もはや新車で購入することはできないだけに、500台目のラ・フェラーリには、高値が付くことが予想される。
ラ・フェラーリの6262cc V型12気筒ガソリン自然吸気エンジンは、最大出力800psを発生。これにフェラーリのハイブリッドシステム、「HY-KERS」から、モーターの最大出力163psが加わり、システム全体で963psのパワーを引き出す。
0‐100km/h加速は3秒以下、最高速は350km/hオーバーと世界屈指の性能を誇る。2013年の発表当時の価格は、130万ユーロだった。