西武鉄道、多摩湖線の代行輸送を増強

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西武多摩湖線の運休区間(赤)。8月27日からバスによる代行輸送(青点線)が増強された。
  • 西武多摩湖線の運休区間(赤)。8月27日からバスによる代行輸送(青点線)が増強された。

西武鉄道は8月27日から、一部の区間で運転を見合わせている多摩湖線の代行輸送を増強した。

多摩湖線は8月22日、台風9号の影響で武蔵大和~西武遊園地間(東京都東村山市)の線路脇の斜面が崩壊。現場で停止した列車が土砂で押し上げられた。現在も同区間を含む萩山~西武遊園地間で運転を見合わせている。

バスによる代行輸送は東村山~武蔵大和間で行われているが、これまでは東村山発が19時00分から0時40分まで、武蔵大和発が5時20分から8時30分までの時間帯のみ運行。これ以外の時間帯は通常運行の路線バス(西武バス立35系統)への振替乗車で対応していた。

西武鉄道の発表によると、8月27・28日は、東村山発が14時台を除く5時23分から23時30分まで、武蔵大和発が5時30分から0時25分まで拡大した。1時間あたりの運行本数は1~4本。通常の路線バスによる振替乗車も引き続き行っている。

8月29日以降の平日も代行バスを終日運行する予定。1時間あたりの運行本数は1~7本としてラッシュ時を中心に本数を増やし、通常運行の路線バスによる振替乗車も行う。

線路脇の斜面が崩壊した武蔵大和~西武遊園地間では、8月28日の午前までに土砂の撤去作業が完了。現場に残されていた新101系電車261編成(4両)の搬出作業が15時頃から始まり、保線車両のけん引で八坂~武蔵大和間の回田信号場まで移動した。

《草町義和》

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