JR東海、高山本線の高山駅を橋上化…通路に「祭屋台」

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橋上化される高山駅のイメージ。10月から橋上駅舎と自由通路の使用を開始する。
  • 橋上化される高山駅のイメージ。10月から橋上駅舎と自由通路の使用を開始する。
  • 橋上駅舎と自由通路の平面図。エレベーターやエスカレーター、多機能トイレの設置でバリアフリーに対応する。

JR東海は8月25日、高山本線の高山駅(岐阜県高山市)で進めてきた橋上化工事について、10月2日の初発から橋上駅舎と自由通路の使用を開始すると発表した。

発表によると、橋上駅舎の面積は約1900平方m。車椅子に対応したエレベーターを上り線ホームと下り線ホームに1基ずつ設置する。エスカレーターも上下線ホームに各1基設置され、改札内には多機能トイレを設ける。

自由通路は長さが約120m、幅が6mで、車椅子対応エレベーターとエスカレーターを東口と西口に1基ずつ設置。エスカレーターも東西両口に各2基設置する。このほか、東口には多機能トイレを設ける。

高山市によると、「匠通り」という愛称が付けられる自由通路では、山車(祭屋台)を題材にした展示物の製作や展示ボックスの設置を行い、「高山らしさ」を表現。実物大の祭屋台を部分的に製作して展示する。実際に使われていた祭屋台の部品なども展示するという。

《草町義和》

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