【GARMIN fenix 3J HR 海外インプレ後編】体調管理だけでなく、どんなアクティビティにも最適なモデル

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モンブラン直下のシャモニーにて本格的なフランスアルプスを望みつつ現在地点の緯度経度をチェック
  • モンブラン直下のシャモニーにて本格的なフランスアルプスを望みつつ現在地点の緯度経度をチェック
  • コンパスは地面と水平にしなくても正確に東西南北を示してくれる
  • 登山モードにしたときはスタートからの公平の変化を表示するので、山頂までの距離も把握しやすい
  • この日のジョギングを終えて。完了を選択すれば保存されるので、時間のあるときにスマホやクラウドサイトに同期しておきたい
  • いつかは本格的なアルプスにfenix 3J HRを頼りに上ってみたいな
  • サイクリングモードだけどクルマでツール・ド・フランスのコースを走ってチェックしてみた
  • 走ったところの高低差が手元で分かるのは素晴らしい
  • 簡単なデータは手元で分かるが、スマホに転送すればさらに詳細なデータが表示される

光学式心拍計や気圧計、GPS機能が付いた最先端のマルチスポーツトレーニングウォッチ、「fenix 3J HR(フェニックス・スリージェイエイチアール)」を世界最大の自転車レース、ツール・ド・フランスの取材現場で使ってみた。もちろん選手として走ったわけではなく、23日間のレースを追いながら朝のジョギングなどで旅先の体調管理を実践しようという思わくだ。

アクティビティ選択は少し面倒?しかし結果は克明に記録される

fenix 3J HRを駆使してトレーニングやフィットネスを始める前に、まずはどんなカテゴリーのアクティビティに挑戦するかをボタン操作で選択する必要がある。ランか、それは舗装路なのか未舗装のトレールなのか。サイクリングかスイムか。この選択によってそのスポーツに求められる機能が自動的にオンになり、当該スポーツに求められるパフォーマンスがデータ集積されていく。例えばランならピッチ、サイクリングなら最高速や平均時速、登山なら高度や1分あたりの上昇速度だ。トレーニングやフィットネスを開始するときにスタートボタンを押せば、GPSが補足を開始して実走コースなどさまざまな足跡を取り込んでいき、それにともなって推移する心拍数も克明に記録される。

これらの保存データは適当なときにスマホに転送しておくといい。あらかじめ「connect.garmin」アプリをインストールする。続いてBluetoothをオンにしてfenix 3J HRと手持ちのスマホのペアリング設定を済ませる。ここまでやっておけばアプリを起動してしばらくすると自動的に「同期」するので、あとはガーミン社が提供する「connect.garmin.com」というクラウドサイトで走行記録の閲覧が可能。

アルプス山脈からパリ・シャンゼリゼまで使用、車で計測してみた結果

fenix 3J HRは今回のツール・ド・フランス取材後半、アルプス山脈から最終日のパリ・シャンゼリゼで使った。スイスのベルンをスタートしてスキーリゾートにゴールする第17ステージでは、性能テストのためにクルマに乗りながら「サイクリングモード」でGPS計測してみた。スイスから急傾斜の峠を上り、国境を越えてフランス入り。アルプスの代名詞であるモンブランが見えるシャモニーまでの山岳ルートだ。本来ならロードバイクで走るべきだったのだが、フランス出張に自転車は持ち込んでいなかったのでレースを追いかけるクルマでのテスト計測だ。

スタートボタンを押してからストップボタンを押すまで、GPSによる走行ルートや記録しておくと役立ちそうなデータが詳細に記録される。休憩する際はストップを押して、再び走り出すときに「再開」を選択すればデータ収集を継続する。ストップを押して「保存」を選択すれば記録がしっかりとデバイスの中に取り込まれる。

計測を終えた後にクラウドサイトの「connect.garmin.com」で確認すると、コースマップと高低表がしっかりと表示され、その時点の速度や心拍数も確認できる。クルマのハンドルを握ってアクセルやブレーキを踏んでいただけなので上りで息が弾むということはなかったが、アルプスからの下り坂では緊張感からか心拍数が高くなっていたのが把握できる。ちなみにクルマで飛ばしに飛ばした平均速度は37.9kmで、ツール・ド・フランスを走る自転車選手とそれほど変わらないことにがく然。

fenix 3J HRは、アクティブライフを楽しくするのに最適

最終日のパリ・シャンゼリゼでもGPSを起動してルートを計測してみた。ツール・ド・フランスが凱旋するときのシャンゼリゼ大通りは大混雑になるので、ゴールしたあとの選手はホテルまで迂回路を使う。筆者もそのルートを見つけておいたのでクラウドサイトに記録しておいた。インタビューで帰りが遅くなったランプレ・メリダの新城幸也や表彰式に出席した選手らもこのルートを使っていた。

トレーニング用GPSウォッチやライフログバンドは現在数多くのモデルが市販されていて、ユーザーはそれぞれの目的に応じてベストなモデルを選択することが可能だ。日常生活の中で健康維持や増進を心がけるならシンプルなライフログバンドがいいし、もっとアクティブに身体を動かしたいならマルチスポーツウォッチがいい。そのなかで最強の組み合わせは心拍計とGPS機能があるもの(ライフログ機能はもはや標準搭載)。さらにいえばストレスのない手首計測の光学式心拍計を採用したもの。サイクリングやトレールランなどアップダウンのあるコースを走るなら高度気圧計を搭載したモデルもいい。そうなのだ。これらの条件をすべてカバーしたものがfenix 3J HRとなるのだ。

べつにスポーツ界のすごい選手じゃなくてもいい。週末に運動するときや海外旅行などの際にこんなフル機能搭載ガジェットがあるとアクティブライフが格段に楽しくなる。

《山口和幸》

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