【DS 5 新型】大統領も乗るフラッグシップ

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DSのフラッグシップ、『DS5』はオランド大統領も乗っているモデルで、遠くからでも一目でDS5とわかるスタイリングや、フランスのモノ作りのノウハウが凝縮されたインテリアが特徴だ。そしてフェイスリフトによりパワーアップした最新のパワートレインが採用された。

DS5は2005年のフランクフルトモーターショーで発表されたコンセプトカー、『C-スポーツラウンジ』がベースだ。このコンセプトカーの開発目的は、「新しいジャンルのクルマを作り出すことだった」とは、プジョー・シトロエン・ジャポン広報部シトロエン&DS PRマネジャーの村田佳代さんの弁。それからわずか5年で「コンセプトカーのオリジナリティをそのまま受け継いだ量産車、DS5として発表された」という。

その特徴的なデザインについて村田さんは、「ひとつの大きな塊から削り出したようなフォルムは、彫刻作品のような佇まいを見せる。またヘッドライトの先端から伸びるサーベルラインはデザイン機能上ボンネットを長く見せ、大きなキャビンをコンパクトに見せるという効果も合わせて持っている」と説明。

インテリアは、「フランスの一流の職人たちが手掛けたオートクチュールのようなノウハウが凝縮されている」とし、「航空機のコックピットをモチーフにデザインされた室内は、ルーフコンソールやセンターコンソールのスイッチ類に囲まれた空間と、操縦桿をイメージさせるフラットボトムのスポーツステアリングなど、まるでパイロットになったかのような高揚感をドライバーに与える」と述べる。

また、「クラブレザーシートはハンドバックに使用するようなセミアリニンという最高級レザーを贅沢に使い、時計のベルトをモチーフにしたシートのデザインをウォッチストラップシートと呼んでいる」と話す。そのシートのカラーは3色設定された。

今回のフェイスリフトでは、DSとして初めて、車線を逸脱するとシートが震えるレーンデパーチャーウォーニングを採用したほか、DSモノグラムがデザインされたドアハンドルやセンターコンソールなどがパッケージされたシックレザーパッケージが45万円で用意された。

また、刷新されたパワートレインは、165psを発生する1.6リットル4気筒ターボエンジンを搭載。トランスミッションは6速オートマチックを採用し、更にアイドリングストップ機能も追加され、燃費も向上している。

DS5の価格は409万円から。年末までに180台程度の販売を目標としている。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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