JR東日本、高崎支社の211系をリニューアル

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高崎支社で運用されている211系の外観。8月22日から順次、リニューアル車の運行が始まる。
  • 高崎支社で運用されている211系の外観。8月22日から順次、リニューアル車の運行が始まる。
  • リニューアルのイメージ。ドア部分にすべり止め(左)を設けたほか、ドアの開閉を手動(中央)からボタン式(右)に変更した。
  • 211系はかつて東海道線や高崎・宇都宮線の主要車両として運用されていたが、E231系やE233系の導入に伴い地方路線に転出した。写真は東海道線で運用されていた頃の211系。

JR東日本高崎支社は8月9日、現在は両毛線で運用している211系電車をリニューアルすると発表した。

発表によると、各ドアの足元にすべり止めを設置。ドアの開閉を手動からボタン式に変更し、容易に開閉できるようにする。これにより、利用者の利便性や安全性を向上させるという。

8月22日から順次、上越線高崎~水上間と吾妻線、信越本線高崎~横川間の普通列車で運行を開始する予定。211系リニューアル車の運用開始に伴い、各線で運用されている115系電車や107系電車の置換えが進むとみられる。

211系は国鉄時代の1985年に登場した電車。同時期に山手線に導入された205系電車と同様、軽量ステンレス車体やボルスタレス台車を採用するなどして省エネルギー化やメンテナンスコストの軽減を図った。

JR東日本では主に東海道線・東北線(宇都宮線)・高崎線を中心に運用されていたが、近年は新型のE231系電車やE233系電車の導入に伴い地方に転出し、現在は高崎支社と長野支社の各線で運用されている。

《草町義和》

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